みんなの合格記(ANS-C00)

合格者の体験記について、試験対策の情報として是非ご活用ください。


◆登録情報
【ユーザ名】 : mazuka
【会員プラン】: プロフェッショナル
◆受験情報
【受験科目】 : 【ANS-C00】高度なネットワーキング - 専門知識
【受験言語】 : 日本語
【受験日】  : 2022/06/04
【スコア】  : 848 %
【合否】   : 合格
【学習期間】 : 2 か月
【受験回数】 : 1 回目
【受験目的】 : 自己啓発・技術の証明
【テキスト】 : AWS WEB問題集で学習しよう, 要点整理から攻略する『AWS認定 高度なネットワーキング-専門知識』
【AWS公式模擬試験】: いいえ
◆セッション毎の正解率
【分野 1】: SDLC の自動化 22%
→ 再学習の必要あり

【分野 2】: 構成管理および Infrastructure as Code 19%
→ 十分な知識を有する

【分野 3】: 監視およびロギング 15%
→ 十分な知識を有する

【分野 4】: ポリシーと標準の自動化 10%
→ 十分な知識を有する

【分野 5】: インシデントおよびイベントへの対応 18%
→ 十分な知識を有する

【分野 6】: 高可用性、フォールトトレランス、およびディザスタリカバリ 16%
→ 十分な知識を有する
◆試験の感想
ANS は SAP(ソリューションアーキテクトプロフェッショナル)に次いで難しいという情報がネット上で散見されますが、特段そのようには感じませんでした。Direct Connect や VPN といったサービスは、ネットワークやインフラ関連の業務に携わっていないと直接構築する機会が少ないため、ミドルウェアレイヤー以上の領域が専門である場合は多少取っつきにくいのかもしれません。

特にひねった問題や聞きなれないサービスが登場することは無く、試験範囲に対する理解度が直接結果に反映される良い試験だと感じました。また、4 年ほど前から継続して AWS 認定試験を受け続けていますが、以前は多く見られた、明らかな日本誤訳や訳文の欠落が大分減ってきているように感じられます。このあたりが継続して改善されているのだとすれば、AWS 側の積極的な姿勢が伺われて非常に良いと思います。
◆受験者へのアドバイス
マイナビ出版が出している『要点整理から攻略する「AWS 認定 高度なネットワーキング-専門知識」』を読んで一通りの知識を入れたうえで、こちらの「AWS Web 問題集」を 3 周ほど実施しました。

他の受験者の方も書かれていますが、実際の試験の出題内容は、前述の書籍に付属する例題集とこちらの「AWS Web 問題集」でほぼ網羅されています。
これも多くの他の合格者が記載されている通り、ANS のキモは Direct Connect である、と言って差し支えないと思います。それ以外のサービスは基本的に他の試験でも共通で扱われているものであるため、ソリューションアーキテクト系認定の学習をされた方であれば、多くを学ぶ必要はないでしょう。

設問の 4〜5 割ほどが、オンプレミスと AWS VPC 間のネットワークに関連するものでした。プライベート VIF とパブリック VIF の使い分けや、カスタマーゲートウェイの要件、ルーティングの優先順位は明確に把握しておきましょう。

その他、CIDR ブロックの計算を要する問題が 3 問ほど出題されました。これらは計算方法を理解していれば明確な解が得られる設問であるため、計算ミスをしないようにしっかり見直しをしましょう。

また、VPC のセカンダリ CIDR ブロックの制約事項の知識を問う問題も 2 問ほど出題されました。プライマリ CIDR ブロックで RFC1918 のアドレス範囲を使用している場合/それ以外を指定している場合で、セカンダリ CIDR ブロックで使用できるアドレス範囲が異なってくるため、このルールをよく理解しておく必要があります。(結構ややこしくて私は覚えるのに苦労しました)

なお、Direct Connect 接続において今後主流になっていくであろう「ダイレクトコネクトゲートウェイ」については、私の受験時には全く登場しませんでした。おそらく 2022 年 7 月の試験改訂後は「ダイレクトコネクトゲートウェイ」や「トランジットゲートウェイ」に関する出題が多くなってくるのではないかと思われます。

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